VOYAGEGROUP アジャイル戦略室ブログ

価値を生み出すサイクルつくりをアジャイルな工夫・知識・考え方でサポートする活動を行なっています

レトロスペクティブ神泉

 

この春、「ふりかえり」を注力ポイントとして、短い周期でふりかえりを繰り返し行っていくことの推進活動を行なっています。

短い周期でチームやプロジェクトの「ふりかえり」を行うことで、課題の早期発見・早期解決が行えたり、お互いの考えを認識しあえたり、チームが自分たちの事を自分たちでよりよくできたりといった効果があります。


今回、このふりかえりに着目して、推進を行なっていこうとしている理由はこれまでの活動から得られた下記2点の気付きからでした。


一つは、事業やコンテキストを問わず効果を発揮できることです。

VOYAGE GROUPは事業開発会社を標榜しており、様々なドメインの事業を営んでいます。それゆえドメインごと事業ごとに多様な強みと制約と工夫を持っています。そういう多様さの中にあってもふりかえりはそれぞれのチームごとに実施し、価値を生み出すことができます。

いかにドメインが様々でも、置かれた状況が様々でも、仲間たちが協同で事に望んでいることにはかわりありません。

ふりかえりはその共同している仲間たち自身に作用し、自分たちの事を自分たちでより良くしていく事をサポートできるいいツールと考えています。


もう一つは、サイクルを生み出す鍵となりうることです。

先程、「自分たちの事を自分たちでより良くしていく事」と述べましたが、ふりかえりをちょうどフィードバックポイントとすることができます。

例えばふりかえりにKPT法を使うのであれば、続けたいことと問題点を認識し、次に何に挑戦するかをサインアップします。そして次のふりかえりで、その結果どうなったかを認識し、更に次の手を打つ、ということに繋がります。

もし、1週間に1度ふりかえりを行えば週次のサイクルが生まれ、繰り返すことでチームのリズムが作られていきます。更に、これに1ヶ月ごとのふりかえり、3ヶ月ごとのふりかえりを行うと、さまざまな視点で多層的に省みたり、より心地よいリズムを刻むことができるようになります。


その上で今は、グループ内の様々な事業やチームでふりかえりを気軽にかつ効果的に行えるように、重ねてきた事例と経験からコツとノウハウをシンプルにまとめようとしています。

グループ内だけではなく、こちらのブログやカンファレンスなどでもその成果を公表しようと思います。

ご期待ください!